レーザー治療
レーザー治療

レーザー治療(低出力レーザー療法)とは、特定の波長を持つレーザー光を患部に照射することで、組織の修復・血流の改善・炎症の緩和・鎮痛効果を促す治療法です。手術で用いる高出力レーザーとは異なり、ペインクリニックで使用する低出力レーザーは皮膚を傷つけることなく、光のエネルギーを体内に届けることができます。
注射や薬を使わないため、「できるだけ身体への負担を少なくしたい」「針が苦手」「薬の副作用が心配」という方にとって、神経ブロック注射や薬物療法と並ぶ選択肢のひとつです。
レーザー治療は、「痛いから当てる」のではなく、「治る力を引き出す」ことを目的とした治療です。痛みの種類や原因に応じて、神経ブロックや薬物療法などと組み合わせることで、より高い効果が期待できます。
当院のレーザー治療は、保険診療と自由診療の両方で行っております。保険診療では1日1回・2か所まで照射可能です。より広範囲への照射および複数部位への照射をご希望の場合は自由診療で対応しています。
低出力レーザーが生体組織に照射されると、細胞レベルでさまざまな反応が起こります。
レーザー光が神経線維に作用し、痛みの伝達信号を一時的に抑制することで鎮痛効果をもたらします。また、一部の研究ではエンドルフィン(体内で産生される天然の鎮痛物質)の分泌が促進されることも鎮痛効果に関与していると考えられています。
レーザー照射により細胞内のエネルギー産生が活性化され、細胞の代謝が促進されます。これにより局所の血流が改善し、組織の修復・再生が促されます。筋肉や腱の炎症部位への照射では、炎症性物質の分解や浮腫の軽減が期待されます。
炎症を引き起こすプロスタグランジンなどの炎症性メディエーター(体内で炎症反応を引き起こす物質)の抑制に関与するとの報告があり、炎症部位への血液循環を整えることで、慢性的な炎症の緩和に寄与します。
筋肉や筋膜の緊張をほぐす効果が期待されます。トリガーポイントに対して照射することで、肩こり・腰痛などの筋緊張性の痛みに作用します。
急性の外傷(捻挫・肉離れなど)では、急性期の状態を評価したうえで、適切な時期からレーザー照射を行うことで、炎症の長期化を防ぎ、回復期間の短縮が期待されます。スポーツを続けながら痛みをコントロールしたいという方にも、副作用の少ないレーザー治療は活用しやすい選択肢です。
レーザー治療は単独でも使用できますが、神経ブロック注射・薬物療法・均整術・漢方相談などと組み合わせることで、より高い相乗効果が期待できます。たとえば、神経ブロックで炎症を速やかに抑えながら、レーザー照射で組織修復を促進し、均整術で姿勢を整えるというアプローチは、慢性的な肩こりや腰痛に対して包括的に働きかけます。
「注射はちょっと怖い」「薬はできるだけ使いたくない」という方にとって、レーザー治療は取り組みやすい最初のステップになることもあります。まずはご相談ください。
当院のレーザー(偏光近赤外線治療器)は、東京医研の最新型スーパーライザーを導入しています。近赤外線を用いて深部まで光エネルギーを届けます。
低出力レーザーは皮膚を傷つけることなく組織内に作用するため、処置中の痛みはほとんどありません。照射中にわずかな温感を感じる方もいますが、強い刺激は伴いません。
薬を使わないため、内服薬のような全身的な副作用がほとんどありません。ただし、悪性腫瘍がある部位・妊娠中の腹部への照射・眼球への直接照射などは禁忌(行ってはいけない)とされています。
神経ブロック注射・薬物療法・均整術・漢方相談などと組み合わせることで、相乗的な効果が期待できます。
診察・照射部位の確認
症状と患部の状態を診察し、照射部位・照射時間・出力を決定します。
レーザー照射
患部にハンドピースを当て、一定時間照射します。1カ所あたりの照射時間は数分程度で、複数カ所に行う場合でも全体の処置時間は短時間で終了します。
経過確認
照射後の状態を確認し、次回の治療スケジュールをご相談します。慢性疾患の場合は、複数回の照射を継続することで効果が蓄積します。
上記のような禁忌・注意事項がある場合は、照射部位や出力を調整するか、他の治療法に変更します。まずは診察でご相談ください。
当院でのレーザー治療は、保険診療と自由診療の両方で行っております。保険診療では、適応となる疾患に対して1日1回・2か所まで照射が可能です。
通院ペースは症状によって異なりますが、慢性疼痛の場合は最初の数週間を週1〜2回の照射から始め、症状の改善に応じて間隔を延ばしていく方法が一般的です。急性の外傷や炎症では、より短期間で集中的に照射することもあります。
「まずは1回試してみたい」という方も歓迎しています。照射後の変化を確認しながら、継続の方針を一緒に決めていきます。
3箇所以上の方は自由診療となり、1箇所あたり5分2000円(同時に2箇所まで照射可能)です。
当院でのレーザー治療は、保険診療と自由診療の両方で行っております。保険診療では、適応となる疾患に対して1日1回・2か所まで照射が可能です。
症状の種類・程度によって異なります。急性の症状では初回~数回で改善を感じる方もいますが、慢性疼痛では週1〜2回のペースで数週間継続することで効果が蓄積されることが多いです。
はい。症状によってはレーザー治療のみで開始することも可能です。必要に応じて神経ブロックなどをご提案します。
はい、組み合わせて行うことが可能です。神経ブロックで炎症を抑えながら、レーザーで組織の回復を促進するというアプローチが効果的な場合があります。
低出力レーザーの照射は、ほとんど痛みを伴いません。わずかな温感を感じる程度です。針や切開を伴わないため、注射が苦手な方にも受けていただきやすい治療法です。
※本ページは一般的な医療情報の提供を目的としており、個々の症状・治療法については必ず医師にご相談ください。
レーザー治療は、優れた治療法ですが、すべての痛みに万能というわけではありません。当院では、神経ブロック、薬物療法、漢方治療、均整術などを組み合わせ、一人ひとりに最適な治療をご提案しています。
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