帯状疱疹の痛みが続いている
帯状疱疹の痛みが続いている

このような症状でお悩みの方は、当院にご相談ください。帯状疱疹後神経痛は、適切な治療によって改善が期待できる症状です。
発疹は治ったのに痛みだけが残っている――その症状は「帯状疱疹後神経痛(PHN)」かもしれません。
帯状疱疹は、水ぼうそうの原因となるウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)が、体内に潜伏した後に再活性化することで発症する疾患です。皮膚に帯状の発疹・水ぶくれが現れ、強い痛みを伴うことが特徴です。
多くの場合、発疹や水ぶくれは数週間で治癒しますが、皮膚症状が治った後も神経の損傷によって痛みが残ることがあります。これを帯状疱疹後神経痛と呼びます。皮疹出現後3ヶ月以上痛みが続く場合に、この診断名が用いられることが一般的です。
高齢の方や、帯状疱疹発症時の痛みが強かった方ほど、帯状疱疹後神経痛に移行しやすいとされています。帯状疱疹の急性期に早期治療を行うことが、帯状疱疹後神経痛への移行リスクを下げると考えられています。
帯状疱疹後神経痛への移行を予防するためにも、帯状疱疹による痛みが強い方は急性期からペインクリニックでの治療をご検討ください。
これらは神経自体の損傷によって生じる「神経障害性疼痛」に特有の症状であり、通常の鎮痛薬(NSAIDsなど)だけでは十分な効果が得られにくいことが知られています。
帯状疱疹後神経痛に対しては、神経ブロック注射が有効な治療選択肢のひとつです。特に星状神経節ブロックは、顔面・頸部・上肢の帯状疱疹後神経痛に対して用いられることが多く交感神経の緊張を和らげ、血流を改善することで痛みの緩和が期待できます。痛みの部位によっては、他に硬膜外ブロックや肋間神経ブロック、大腿神経ブロックなどを選択することもあります。当院では超音波(エコー)を用いて神経や血管の位置を確認しながら、安全性に配慮して施行しています。
スーパーライザーによる近赤外線照射は、血流改善や神経機能の回復を促し、帯状疱疹の急性期から帯状疱疹後神経痛まで幅広く用いられています。神経ブロックや薬物療法と組み合わせることで、より高い効果が期待できます。
神経障害性疼痛治療薬(神経の過敏性を抑える薬)を中心に、症状に応じた処方を行います。一般的な鎮痛薬とは作用機序が異なるため、「痛み止めを飲んでいるのに効かない」という方こそ、神経障害性疼痛に対応した薬への切り替えが必要な場合があります。
神経の修復を助けることを目的に、西洋薬だけでは改善しにくい冷えや倦怠感、食欲低下などを伴う方には、体質や全身状態を踏まえた東洋医学的アプローチにより、総合的な改善を目指して漢方薬を組み合わせることがあります。
越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)は、炎症が強い急性期の痛みによく用いられる代表的な漢方薬です。越婢加朮湯には、炎症を鎮める働きが期待される石膏や麻黄、水分代謝を整える蒼朮などが配合されていて、鎮痛作用だけでなく水疱治療にも寄与すると考えられます。胃薬に相当する生姜や大棗も配合され、胃にやさしい漢方薬らしさがよく表れています。
急性期の帯状疱疹では抗ウイルス薬とぜひ一緒に使いたいところです。ただし、麻黄を多く含むため、動悸や不眠などの副作用に注意が必要です。長期間続けて服用する薬ではなく、急性期を中心に使用します。詳しくは、診察時にご相談ください。
※漢方薬は複数の生薬の組み合わせで構成されています。それぞれの長所を活かしながら副作用を抑えるよう工夫されています。
帯状疱疹後神経痛は、発症してから時間が経つほど神経の変化が固定化し、治療への反応が得にくくなる傾向があります。逆に言えば、痛みが続いている期間が短いうちに適切な治療を始めることで、改善の可能性が高まります。
「皮膚の発疹は治ったから様子を見よう」と考えず、痛みが残っている場合はできるだけ早めにご相談ください。
繰り返しますが、帯状疱疹後神経痛への移行を予防するためにも、帯状疱疹による痛みが強い方は急性期からペインクリニックでの治療をご検討ください。
当院は予約優先制です。お電話またはWeb予約にてご予約ください。初診時には、いつ帯状疱疹を発症したか、痛みの部位・性質・強さ、これまでの治療内容などを詳しくお伺いします。お薬手帳をお持ちの場合はご持参ください。
はい。帯状疱疹は急性期から痛みを適切に治療することが重要です。神経ブロックやレーザー治療を早期に行うことで、帯状疱疹後神経痛への移行を減らせる可能性があります。
個人差が大きく、数ヶ月で改善する方もいれば、年単位で痛みが続く方もいます。発症からの期間や治療開始のタイミングによっても経過は異なります。まずは現在の状態を評価し、適切な治療方針を一緒に考えていきます。
もちろん受診いただけます。皮膚症状(発疹・水ぶくれ)の治療と、神経痛そのものの治療は別のアプローチが必要です。皮膚科での治療が終了した後も痛みが続いている場合は、ペインクリニックでの専門的な治療をご検討ください。
症状の程度や経過によって異なります。数回の施術で改善を実感される方もいれば、継続的な治療が必要な方もいます。経過を見ながら最適な治療計画をご提案します。
帯状疱疹後神経痛は、一般的な鎮痛薬では効果が得にくい「神経障害性疼痛」に分類されます。神経の過敏性に作用する薬への切り替えや、神経ブロック注射の併用によって改善が期待できる場合があります。現在のお薬の内容を確認のうえ、ご提案いたします。
残念ながら、一定の割合で罹患してしまう方がいます。しかし、発症する可能性や重症化、帯状疱疹後神経痛への移行リスクを大きく減らすことが期待されています。不活化ワクチン(シングリックス🄬)では2回の接種で約90%以上の高い予防効果が期待されています。生ワクチンでも一定の予防効果はありますが、不活化ワクチンのほうがより高い効果と長い持続期間が期待できます。現在は自治体の助成制度を利用できる地域も増えていますので、対象となる方には帯状疱疹ワクチンの接種をお勧めしています。
※本ページは一般的な医療情報の提供を目的としており、個々の症状については必ず医師にご相談ください。
「発疹は治ったから、痛みもそのうち治るだろう」と我慢していませんか?
帯状疱疹後神経痛は、早い段階で適切な治療を始めることが大切です。
痛みが続いている方も、帯状疱疹になったばかりで痛みが強い方も、どうぞお気軽にご相談ください。
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