分娩や手術の麻酔に関する相談をしたい
分娩や手術の麻酔に関する相談をしたい

手術を前にして、不安に思うことのひとつが麻酔に関することかと思います。「目が覚めなかったらどうしよう」「手術中や手術の後、痛いのがこわい」など、手術以上に心配になるのが麻酔についてではないでしょうか。当院では、麻酔に関する疑問や不安について麻酔科専門医・指導医に相談できる時間を用意し、ご理解いただけるようわかりやすくご説明します。
また、当院の院長は長年、産科麻酔を専門に従事してきました。無痛分娩や帝王切開に関する麻酔についても相談いただけます。当院は分娩施設ではありませんが、産婦人科の医療機関と連携し、産前から産後までの痛みの不安に関してサポートします。
「意識がなくなることが怖い」「手術の後の痛みが怖い」「術後の吐き気が大変らしい」こうした不安は決して特別なことではありません。
当院では、一般的な説明だけでなく、一人ひとりの体質や過去の麻酔歴をふまえ、ご相談をお受けします。
全身麻酔
意識を失わせ、筋肉をゆるめた状態で手術を行う麻酔法です。大きな手術や長時間の手術に用いられます。呼吸を人工的に管理するため、気道確保(気管内挿管など)が必要となります。
局所麻酔・区域麻酔
体の特定の部位の感覚を遮断する方法です。硬膜外麻酔・脊髄くも膜下麻酔(腰椎麻酔)・末梢神経ブロックなどが含まれます。意識を保ちながら手術を受けることができ、全身麻酔に比べて身体的な負担が少ない場合があります。比較的小さい手術に用いられます。
手術麻酔相談をご希望の際は、以下の資料をできる限りご持参ください。
資料が揃っていなくても、わかる範囲でお持ちいただければ対応します。
※開院記念価格は2026年12月末まで
全身状態が問題なければ、ほぼ間違いなく目が覚めます。逆に、全身麻酔で眠れない人はまずいません。
全身状態が問題なければ麻酔が問題で亡くなることはほぼありませんが、死亡例はあります。むしろ、手術侵襲が大きい場合(例えば大量出血)に亡くなる可能性が高まります。
麻酔が原因で認知症になることはありませんが、全身麻酔がきっかけとなって認知症を悪化させる可能性は指摘されています。
ほぼ問題なく全身麻酔を行うことは可能ですが、直前に発作があった場合は麻酔によって喘息発作を誘発させるリスクは上がります。急ぎの手術でなければ喘息のコントロールをつけてからが望ましいです。
吐き気が起きやすい体質の方は、次の手術後も吐き気が起きやすいとされていますが、吐き気の起きにくい薬剤を選択することで、吐き気のリスクを下げることが可能です。
妊娠週数や手術内容によって手術をするタイミングが変わってきますし、麻酔方法も変わってきます。詳しくはご来院いただいてご相談ください。
手術麻酔は問題なく可能ですが、薬剤が乳汁に移行するリスクを考慮すると手術当日の授乳は避けたほうが望ましいです。
はい、小児の手術麻酔についてのご相談も承っています。保護者の方がご不安な場合も、ぜひお気軽にご相談ください。
可能な限り対応いたします。お急ぎの場合はお電話にてご相談ください。
麻酔は、多くの方にとって人生で何度も経験するものではなく、だからこそ不安や疑問があるのは当然のことです。「こんなこと聞いていいのだろうか」と遠慮する必要はありません。
院長は麻酔科専門医・指導医として総合病院に長年勤務し、数多くの研修医や学生たちを教育してきました。専門用語をなるべくわかりやすく伝えることを意識してきました。患者さまには納得したうえで手術に臨んでいただく、そのためのお手伝いをさせていただきたく思います。安心は、正しく知ることから始まります。どうぞお気軽に麻酔相談をご利用ください。
「出産の痛みが怖い」「痛みを和らげながら出産したい」——近年、日本でも無痛分娩を選択する方が増加しており、分娩方法のひとつとして広く認識されてきています。
当院では、無痛分娩に関するご相談を承っています。当院は分娩施設ではありませんが、麻酔科専門医・指導医で長らく産科麻酔に従事してきた院長が、無痛分娩に関する疑問や不安、麻酔についてのご相談をお受けしています。「どんな麻酔を使うのか」「赤ちゃんへの影響はないか」「自分は無痛分娩を選べるのか」など、妊娠中のさまざまな疑問や不安に、丁寧にお答えします。分娩は、連携する産婦人科の医療機関をご案内いたします。
無痛分娩とは、主に硬膜外麻酔を用いて出産時の痛みを軽減する分娩方法です。「完全に痛みをゼロにする」というよりも、「痛みをコントロールしながら、より穏やかにお産に臨む」ことを目的としています。
世界的にも広く普及している分娩方法で、日本でも近年、無痛分娩を選択する方が増加しており、安全性・有効性に関するエビデンス(科学的根拠)も蓄積されています。近年、無痛という呼称は「痛みがまったくなくなる」という印象を与えやすいことから、本来の英語(Labor Analgesia)に近い「鎮痛分娩」という呼び方も用いられるようになっています。
当院でも、痛みを和らげながら安全なお産を目指すという意味で、「鎮痛分娩」という考え方を大切にしています。また、「和痛分娩」という呼び方をする医療機関もありますが、基本的な考え方や麻酔方法に大きな違いはなく、本質的には無痛分娩(鎮痛分娩)と同じものです。
無痛分娩では、「分娩中の痛みが軽減・緩和され、精神的な余裕が生まれる」「体力の消耗が抑えられ、産後の疲労感が軽減される」「帝王切開が緊急に必要になった際、麻酔の追加対応がしやすい」「分娩に対する恐怖感やトラウマが軽減されやすい」こうしたメリットがあります。
無痛分娩といえば、主に硬膜外麻酔を用いた硬膜外無痛分娩を指すことが多いです。施設によっては脊髄くも膜下麻酔を併用する硬膜外無痛分娩(CSEAあるいはDPEA)を行うところもありますが、大きくは変わりません。近年、レミフェンタニルのようなオピオイド鎮痛薬を用いての無痛分娩も検討され始めていますが、ここでは現時点で最も広く行われている硬膜外麻酔についてのみ説明します。
※CSEA:脊髄くも膜下麻酔と硬膜外麻酔を組み合わせる方法
※DPEA:硬膜を細い針で穿刺して麻酔の効きめを高める方法
注射によって背中(腰部)に細いカテーテル(管)を挿入し、硬膜外腔に局所麻酔薬を持続的に投与する方法です。下半身の痛みを抑えながら、意識や上半身の感覚・動きは保たれるため、分娩の経過を体験することができます。麻酔の効き具合は薬の量で調整でき、いきむ力を残しながら痛みだけを和らげます。
無痛分娩(鎮痛分娩)は、痛みを完全になくすことではなく、痛みをできるだけ和らげ、安全で快適なお産に臨めるようにすることを目標としています。事前に十分な説明を受け、ご自身・ご家族が理解・同意したうえで選択することが重要です。
※自治体によっては費用の一部を助成する制度があります。
当院の相談外来では、以下のような内容についてご説明・ご案内しています。
※開院記念価格は2026年12月末まで
妊娠中は、腰痛・骨盤痛・坐骨神経痛など、さまざまな痛みが生じやすいですが、使用できる薬が限られており、「痛みを我慢するしかない」と感じている方も多くいらっしゃいます。当院では、妊娠中の方でも安全に対応できる治療法をご提案しています。「妊娠中の痛みをどうにかしたい」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。
適切な麻酔管理のもとで行われた場合、赤ちゃんへの影響は最小限です。局所麻酔薬の量は慎重に調整されており、胎盤を通じた移行量も少量です。ただし、すべての処置には一定のリスクが存在します。
いいえ。ご本人の考えを尊重します。
はい。持病をお持ちの方こそ早めにご相談ください。心疾患・高血圧・脊椎の既往歴など、麻酔の選択に影響する可能性がある場合は、事前に確認することが重要です。
当院は分娩施設ではないため、連携先の産婦人科医療機関での分娩をご案内します。
もちろんです。「まだ迷っている」「情報収集の段階」という方も歓迎しています。
無痛分娩を選ぶかどうかに「正解」はありません。大切なのは、ご本人とご家族が十分に理解し、納得したうえで出産に臨むことです。
当院では、長年産科麻酔に従事してきた麻酔科専門医・指導医である院長が、正確な情報をお伝えし、一人ひとりに合った選択ができるようお手伝いします。
※本ページは一般的な医療情報の提供を目的としており、個々の症状・治療法については必ず医師にご相談ください。
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